2005年度 大規模部門受賞
松下電器産業株式会社
パナソニック オートモーティブシステムズ社

 

日本経営品質賞 2005年度受賞 大規模部門
松下電器産業株式会社 パナソニック オートモーティブシステムズ社


本文

    2005年度日本経営品質賞 大規模部門
    松下電器産業株式会社
    パナソニック オートモーティブシステムズ社

      
    1.表彰理由

     急速に変革する市場と厳しさを増す競争環境にあって、松下電器産業株式会社パナソニックオートモーティブシステムズ社の組織革新と組織を構成する社員の意識と行動改革が以下の各分野で顕著であり、高い成果にも結びついていることが表彰理由となりました。

    【関連する組織の統合と組織の革新による高い顧客価値の創造】
     全社的経営革新の一貫として、分散して行なっていたカーエレクトロニクス関連の5組織を統合し、それぞれの優れた技術を整理統合することで、より高い顧客価値を生み出す新しい組織体を構築するためのトップおよび幹部のリーダーシップが際立っていると評価された。

    【全社最適化をめざした組織基盤(インフラ)の構築】
     前述の組織統合とともに、親会社の持つ全社的強みを事業部活動に活かすための連携を強化し、全社最適視点での強みが発揮できる組織基盤(インフラ)の構築によって、商品の広い範囲で主要顧客である自動車メーカー関連企業からの評価を着実に高めており、財務成果にもそれが表れている。

    【企業グループと一貫性をもった手法で独創性のある商品開発支援と効率向上】
     松下グループとして導入を推進している「開発プロセス・マネジメント革新(DPIM)」の手法によって、独創的開発テーマの創出と開発期間の短縮、投資効果向上など、商品の開発の効率化に向けた取組が社員の理解と参画によって効果的に行なわれている。

    【マザー工場を中心とした生産プロセスの継続的改善と革新】
     マザー工場である松本工場を中心に、生産プロセスの継続的改善・革新に取り組んでおり、中でも自動車産業界の厳しい要求に応えるために、自社版のJIT生産プロセスを構築するとともに、協力企業にも展開と連携を行なって効果を上げていることが先進的なものとして高く評価された。


    2.松下電器産業株式会社 パナソニック オートモーティブシステムズ社の概要

      ●設立    2003年1月
    ●代表者   社長 佐野 尚見
           (松下電器産業株式会社 代表取締役副社長)
    ●本社所在地 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町600番地
    ●資本金   (松下電器産業株式会社の社内分社のため非公開)
    ●売上高   *連結 5,040億円 単独 3,112億円
                      (2004年度実績)
    ●従業員数  *連結 8,387名   単独 2,219名 
                      (2005年3月現在)
              *連結対象会社数/国内2社・海外10社
     
     
    【沿革】

     松下電器のカーエレクトロニクス事業の歴史は、1952年に家庭用ラジオの車載用への展開として、使い易いボタン式ラジオを開発しカーメーカーに納入したことから始まりました。その後、1954年に本格的なカーラジオの量産を開始し、1995年にはカーオーディオグローバル生産累計1億台を達成し、世界No.1のカーオーディオメーカーへと躍進いたしました。また、1991年よりカーナビゲーションを、2001年にはETC車載器を発売し商品陣容を拡大してまいりました。
     当社は、 2003年1月に松下電器グループのカーエレクトロニクス事業を一元化した社内分社として発足いたしました。さらに、カーメーカー様のグローバル展開と世界中のお客様に「ご満足」いただける商品・サービスをご提供できるように 2003年から2005年にかけて「PASアメリカ社」「PASヨーロッパ社」「PAS中国社」を発足させ、日本を含めたグローバル4極での開発・製造・販売体制を構築いたしました。
     当社は、松下電器グループの持つデジタルAVから要素デバイスにわたる広範な先進技術を結集し、「安全・安心」「環境・エネルギー」「カーマルチメディア」を重点テーマに、カーライフのトータルソリューション提供を通じ、お客様に『夢・安心・感動』を提供する"クルマ"と"車社会"の創造に貢献してまいります。
     
    【事業内容】
     当社は、2つの事業領域をもち、1つは情報通信やエンターテイメントを提供するカーマルチメディア事業、もう1つはクルマの安全・環境に貢献するデバイス事業です。
     カーマルチメディア事業では、カーオーディオ、カーナビゲーション、ETC等の商品をグローバルで開発・製造・販売しています。更にメディアの進化に迅速に対応するため、キーデバイスであるデッキメカニズムの内製を強化しています。デバイス事業では、バッテリー、各種センサ、スイッチ、エアコン、モータ、カメラ等の松下グループが開発・生産したデバイスや商品のマーケテイングと販売を担当し、松下グループにおけるカーエレクトロニクス事業の牽引役を果たしています。
     当社の目指す方向は、松下グループで培った広範囲な要素技術を、車載用に展開する独自の技術・ノウハウにより差別化した商品を次々と社会に送り出すことで、当社の「お得意様」であるカーメーカーのクルマの価値を高めると共に、クルマに乗る「お客様(エンドユーザー)」へ喜びと快適さをお届けしていくことです。
     また、事業のグローバル展開の要となるグローバルものづくり体制では、国内にある松本工場が世界のマザー工場としての役割を果たし、「グローバル同一品質」「グローバル高位平準化」を実現すべく、グローバル人材育成にも力を入れています。
     
    【経営品質向上活動への取り組み】
     当社は、経営活動の全ての視点(発想の原点、行動の原点、評価の原点)をお客様視点に置く仕組みづくり・風土づくり・人づくりを目指すため、設立当初より「構造改革の常態化」を方針の1つとし、数々の経営改革に取り組んでまいりました。経営品質向上活動の導入目的は、あくまでもお客様視点でお客様(社会)のお役に立つ商品を提供し、お客様(社会)から満足(利益)をいただくことにより社会のお役に立ち、それが社員の幸せや やりがいに繋がることです。具体的な改善・改革活動のトリガーとしてセルフアセスメントを実施してまいりました。その結果から改革検討会(幹部全員参加)を組織化し、5つの改革プロジェクトを発足させ、20の改革テーマに取り組みました。今後もこの活動を継続し続け、社員全員が一丸となって当社のビジョンである「カーマルチメディア分野でグローバルNo.1」の実現に向け、お客様価値創造を自らの日常の行動に落とし込み、「お得意様」「お客様」に『夢・安心・感動』を提供するために変革し続けてまいります。



     
    <本件お問い合わせ先>
    〒224-8539 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町600番地
    松下電器産業株式会社 パナソニック オートモーティブシステムズ社 
    JQA推進室 室長 谷口 弘之
      TEL 045-938-1679 FAX 045-938-1691

     
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