今回の訪問研究会は鹿児島の「九州タブチ（2018年度日本経営品質賞受賞）、「現場サポート（2019年度鹿児島県経営品質賞知事賞受賞）」、「天空の森（ハイサービス300選）」を訪問します。
いずれの組織も「思い」や「価値観」を重視し、その実現のために独自の価値提供を行っている3社のトップに経営の考え方や取組みをご紹介いただき、顧客価値経営に向けた学びを深めていただきます。
現場サポートでは2014年の優秀賞に続き、2019年に知事賞を受賞されました。当日は顧客価値経営の進化のプロセスについてもご紹介頂きます。
また、九州タブチでは参加者相互の対話とプロセスベンチマーキングにより、自組織の経営革新、プロセス改善のヒント・気づきを深めて頂きます。
初日終了後は参加者同士の相互交流の場もご用意しています。
限定20名。お早めにお申し込みください。

＜株式会社九州タブチ＞講演者：代表取締役社長 鶴ヶ野 未央氏
給水装置のパイオニア企業である株式会社タブチ（大阪市）の製造子会社。20年前の経営危機を契機に、経営品質向上活動と、トヨタ生産方式を取り入れた「ものづくり革新」をスタート。事実前提から価値前提への転換により組織の方向性を定めて親会社依存からの脱却を目指すとともに、競争力の源泉となる「独自能力」を磨き上げることと社員の成長を重視した経営を推進。先行して着手した「ものづくり革新」においては、仕組みと現場の改善を通じて数年間で生産性を大幅に向上させ、現在は独自の「TPI活動（Tabuchi Productive Improvement活動）」に昇華し、一気通貫生産方式を構築している。（2018年度日本経営品質賞受賞）

＜現場サポート＞講演者：代表取締役　福留　進一氏
建設業向けクラウドサービスや運用支援を中心に、業界の働き方改革や業務効率化をICTでサポート。顧客に寄り添うサービス提供により5年連続でCS90%以上を実現。創業後の数年間、業績は伸びても社員が定着しない悩みを抱えていたが、売上積上げ型の「事実前提」の経営から経営理念や経営方針を実現するための「価値前提」の経営へシフトし、社員の声を聴く仕組みや、自律した社員がいきいきと働ける環境づくり等を、ソフトとハードの両面から進め、離職率0%を達成。若者の採用・育成に積極的で、雇用状況が優良な中小企業を対象とした「厚生労働省ユースエール企業」に九州で初めて認定された。2014年の鹿児島県経営品質賞優秀賞に続き2019年には知事賞を受賞するなど、継続的な顧客価値創造の取り組みが行われている。
（2019年度鹿児島県経営品質賞知事賞受賞）

＜天空の森＞講演者：代表取締役　田島　健夫氏
近隣に名所旧跡や観光スポットがない山間地を代表の田島氏自ら切り開き、20年以上をかけてつくりあげた業界の常識を超えた究極のリゾート施設。東京ドーム13個分の広大な敷地に5棟のヴィラが点在し、1泊15万円以上という高価格設定ながら、田島氏の思いが込められた「人間性回復」をテーマに同施設が提供する究極の時間と空間は、富裕層を中心に国内外から訪れる人々を魅了し続けている。第1回サービス大賞内閣総理大臣賞受賞の豪華クルーズ列車『ななつ星』DXスイートの乗客の宿泊先としても話題となった。
（ハイサービス300選認定企業）