第三者評価

第三者評価とは

自組織の経営を定期的に振り返ることで、顧客価値経営の実現に向けた組織の現在の状態を認識し、さらなる変革に向けて伸ばすべき強みや課題を明らかにすることができます。これを自己評価(セルフアセスメント)といいます。経営品質協議会では、顧客価値経営ガイドラインをはじめとしたコンテンツの提供を通じて、自己評価の実践を促進しています。
あわせて、外部専門家による客観的な評価を受けることで、顧客や社会の目線で経営の状態を客観的に認識し、内部からの視点では気づきにくい新たな視点や思考を得ることができます。経営品質協議会では、顧客価値経営の実現を目指す組織を対象として、「第三者評価」の提供を通じた変革の支援を行っています。

第三者評価の種類

日本経営品質賞
(1995年創設)

経営品質向上の考え方と活動の普及を推進し、わが国の経済発展に貢献することを目的として創設された表彰制度です。「顧客の視点から経営を見直し、変革を通じて顧客価値を創造し続ける組織」を表彰しています。最上位の「日本経営品質賞・本賞」をはじめ、「同・推進賞」「同・奨励賞」の各賞を設けています。

経営デザイン認証
(2018年創設)

顧客価値経営の実現を目指して、ありたい姿をはじめとする基本構想を「経営の設計図」として「見える化」した組織を認証する制度です。ランクアップ認証とスタートアップ認証の2種類を設けています。

日本経営品質賞

日本経営品質賞は、わが国の企業・組織への経営品質向上の考え方と活動を普及・推進するために1995年に創設されました。
創設の中心となったのは、1990年代から「顧客満足」に関する研究・実践を進めていた大手企業を中心とする有志企業20社と、(財)社会経済生産性本部(現:公益財団法人日本生産性本部)です。日本経営品質賞は、米国企業の競争力復活の原動力のひとつとなった「マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)」の考え方を範として取り入れています。
以来、25年にわたり、変革のモデルとするにふさわしい組織を表彰してきました。
日本経営品質賞の審査は、顧客価値経営の普及と変革の支援を使命とし、審査員育成研修での研鑽と選抜を受けた審査員によって行われます。審査員はいずれも経営の各分野で専門的な経験を積んだ実務家であり、申請組織ごとに3~4名の審査員による審査チームを編成します。審査では、経験の異なる実務家の多様な意見の交換、話し合いを通じて、申請組織の顧客価値経営の実現に向けた変革に役立つ評価レポートの作成を行います。
審査チームの審査、判定委員会、日本経営品質賞委員会を経て、その年の受賞組織が決定します。一定基準以上の評価に加え、顧客価値経営を目指す他の組織に対する範としてふさわしく、良質のモデルケースとして認められることが受賞の条件となります。

表彰規程

日本経営品質賞・本賞

顧客価値経営を目指して変革を進めるモデルとして認められた組織

日本経営品質賞・推進賞

顧客価値経営を目指して継続的に変革に取り組んでいると認められた組織

日本経営品質賞・奨励賞

顧客価値経営を目指して変革に取り組んでいると認められた組織

  • 顧客価値経営の実践状況について客観的な評価を受けたい
  • 自組織の強みや課題について具体的にフィードバックしてもらいたい
  • 顧客価値経営の実践や成果について社会的な評価を受けたい

経営デザイン認証

「経営デザイン認証」は、(公財)日本生産性本部 経営品質協議会が、「経営デザインによる生産性向上プログラム」の一環として2018年より新たに創設した認証制度です。
今、日本の企業経営の中でも、とりわけ、中小企業における事業承継が大きな課題になっています。
本プログラムは、企業・NPO等、あらゆる組織が「ありたい姿」「現在の環境認識」「変革課題」等、経営の根幹となる部分を設計し、見える化する、すなわち、「経営をデザイン」し、生産性の改善・改革に取り組むことを目的としています。

  • 経営を次世代につなげたい経営者の方
  • 先代から経営を継承した若手経営者もしくは次期経営者の方
  • 「経営を見える化」したい経営者、事業部長等の方
  • 「日本経営品質賞」への挑戦を通じて「顧客価値経営」の一歩を踏み出したい経営者の方

経営デザイン認証説明

「経営デザイン認証」は、「経営デザインによる生産性向上プログラム」の一環として、2018年以来、3年間で45組織が47の認証を受けられています。

満足度調査

顧客満足や社員満足など、客観的な調査にもとづく診断のツールをご紹介します。

  • 顧客満足度調査

    JCSI調査 日本版顧客満足度指数

    JCSI(Japanese Customer Satisfaction Index)は、サービス産業向けの顧客満足度(CS)調査です。JCSIは、
    「何故お客様は満足したのか」
    「その結果、お客様はどう行動するのか」
    といった因果関係を明らかにし、更にはお客様の「満足・不満足評価」が貴組織の提供するサービスのどのプロセスに要因があるかなどの情報も提供できるツールです。
    経営品質向上活動をおこなう際の顧客満足度指標としてご活用ください。

    お問い合わせ

    日本生産性本部 サービス産業生産性協議会

    JCSIの詳細はこちら
  • 社員満足度調査

    ナイサーES

    ナイサーESはWebを活用し、安価でスピーディーに実施できる社員満足度調査ツールです。
    13の視点・63の設問を標準設計としており、経営品質アセスメント基準の「組織と個人の能力向上」に対応しています。20問まで設問を追加することが可能です。
    また、報告書及び経営コンサルタントによる報告会(オプション)により、取り組むべき課題・改善施策が明らかになり、社員満足度向上につながります。

    お問い合わせ

    日本生産性本部 コンサルティング部
    宛先:niser@jpc-net.jp

医療向け経営評価

米国で経営改善、経営革新のツールとして病院で活用が進むマルコムボルドリッジ国家品質賞(MB賞)に着目し、日本版MB賞に当たる「日本経営品質賞」の考え方をもとに、病院が経営の質向上を図っていくことを支援しております。

患者満足の向上や職員満足の向上を経営の軸においていきたいとお考えの病院の皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。

日本版医療MB賞クオリティクラブページはこちら

特設サイトLINK